僕が日々の中で大切にしているのは、特別なことをしなくても日々を楽しむことです。
意識ひとつで、毎日はずいぶん違って見えると思っています。

まずひとつ目は、毎日の仕事をできるだけ新鮮に、
そして少しユーモアを持って過ごすこと。
仕事をしていると、どうしても慣れやルーティンが出てきます。
気づくと同じ流れをただこなしているだけ、なんて日もあります。
でも、そんなときこそ「今日はどんな一日にしようかな」と考えるようにしています。
メールの書き方ひとつ、会話のちょっとした間の取り方ひとつでも、少し気持ちを乗せるだけで空気は変わる。
そういう小さな工夫があるだけで、仕事が楽しくなったり、気持ちが前向きになったりするんですよね。
感性って、こういう日常の中で少しずつ目を覚ましていくものだと思っています。

それから、毎朝の服選びも僕にとっては大切な時間です。
「今日はどんな人に会うんだろう」
「どんな一日になりそうかな」
そんなことを考えながら服や靴を選びます。
おしゃれを頑張るというよりも、その日の自分の気分を確かめるような感覚に近いかもしれません。
服を選ぶことで、気持ちが整ったり、自然と背筋が伸びたりする。
そういう感覚が好きなんです。

中でもこだわっているのが靴下です。
洋服と靴をつなぐ“足もとの隙間”。ここって意外と見落とされがちですが、実はすごく大事な部分だと思っています。
色や素材のちょっとした違いで、全体の印象も気分も変わる。
だからこそ、靴下はできるだけ上質なものを選びたい。
ide hommeの靴下を履くと、不思議と気持ちが引き締まるんです。
「よし、今日もちゃんとやろう」って、自然とスイッチが入る。
自分にとっては、そんな小さな自信をくれる存在です。

そしてもうひとつ、
感性を呼び覚ますために欠かせないのが「旅」です。
海外でも国内でも、とにかく知らない場所へ行く。見たことのない景色を見て、知らない人と話して、初めての空気を吸う。そうすると、自分がいかに限られた世界で生きていたかに気づかされます。
新しい場所に行くと、新しい考え方や価値観に触れられる。
そこで感じたことや経験したことが、いつの間にか自分の中で新しい発想につながっていく。
旅先でその土地のものを食べるのも、僕にとっては大事な体験のひとつです。
味覚もまた、感性を刺激してくれる大切な要素だと思っています。

それから、もうひとつ意識しているのが「食わず嫌いをしないこと」。
自分の興味があることだけじゃなく、あえて知らない分野にも触れてみる。
普段なら選ばないジャンルの本を読んでみたり、あまり観ないタイプの映画を観てみたり、まったく違う業界の人とお酒を飲んでみたり。
そうやって知らない世界に触れると、「こんな考え方もあるんだ」とか「こんな見方もあるんだ」と、自分の中の引き出しが増えていく感覚があります。そういう積み重ねが、結果的に感性を豊かにしてくれるんじゃないかなと思っています。
結局のところ、僕が大切にしているのは、特別なことをするよりも、日常の中でどれだけ“感じようとするか”。
仕事の向き合い方、服の選び方、旅の仕方、人との関わり方。
そのひとつひとつに少しだけ意識を向けることで、感性は自然と目を覚ましてくれる。
そんなふうに、無理をせず、でも流されずに。
今日も自分なりのペースで、感性を呼び覚ましながら過ごしています。